クレマって何?コーヒー好きなら知っておきたい

こんにちは、2日連続コーヒーの話になってしまいましたが、今日はクレマのお話をしたいと思います。


よく美味しいエスプレッソの液面に浮かぶ泡って何かきになりませんか?

クレマはコーヒーを圧力で抽出した際に出る泡です。

この泡が出る際に様々なことが行われています、これを海外ではギネスイフェクトと呼んでおます。これは、圧力をかけることで、豆本来の油や糖分を押し出されることで、焙煎する際に発生するCO2(二酸化炭素)に膜を張り、泡として形成します。

エスプレッソを飲んだ時にクレマが美味しく感じるのは、エスプレッソ自体よりクレマに含まれる油分や糖分が口に広がり泡が口の中ではじけることで香りが広がります。


クレマが何で出来ているかが分かったとこで、どうやったら美味しいクレマが出来るか。

初めにCO2、泡の量から見ていきましょう。焙煎するさいに発生するCO2が豆に閉じ困った状態が最低条件です。このCO2は、時間が立つにつれ豆から逃げていきます。じゃあ焙煎してすぐが一番いいクレマが出来るのかというと違います。焙煎したすぐは、豆の中の油分や糖分が化学変化で移動している状態で、味のバランスがあまりよくありません。バリスタ業界では焙煎して24-72時間以内が一番バランスのいいコーヒーといえると定義されている。

もう一つ大事なのが、道具です。一般のエスプレッソマシンは、圧力を調整したりできませんので、より綺麗なクレマを作るにはフィルターバスケットに注目します。お店で見るエスプレッソマシンは圧力のかけ方が一般向家庭向けのマシンと違うため、メッシュタイプのフィルターバスケットを使用しています。こちらはバランス良く、素早く綺麗なクレマが抽出出来ます。家庭用は威力が弱く、圧力のバランスが悪いため、フィルターバスケットで補う必要があります。家庭用のシンプルなエスプレッソマシンには、抽出穴が1つしか開いていないバスケットをお勧めします。これにより、均等に圧力がかかり、コーヒーの挽き目に作用されることなく、均一で完璧なクレマができます。


では果たしクレマを見たらコーヒーの良し悪しがわかるのかというと違います。クレマを見ることで豆の鮮度、焙煎具合、バリスタの抽出の腕などが見れますが、味の判断はできません。安く、質の悪い豆を深煎りするこで、綺麗なクレマが出来ますが、味の保証はできません。


美味しいコーヒーを飲みたい方は、自分の足で色々な店を回って、試し、自分に合った信頼ができるお店を探してみましょう。きっと素敵な時間になると思いますよ。

自分で入れてみたい方は、近くのコーヒー豆専門店に行き、豆の鮮度や焙煎日または、炒り具合を聞いたりして、好きな豆を選んでみてはいかがでしょうか。お店の方と仲良くなることでもっと知識が増えるだけでなく、自分の足で選んだ豆は、スーパーで買う豆よりも心に残るものがあると私は思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。        Chef if up - フジ



CHEF IT UP 一緒に料理の勉強

現在進行形で、料理人のフジです。 ここで、料理の基本、スキルアップ、テクニックをお教えします。 その他、私個人がおすすめする料理アイテムや料理本もお教えします。

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